TALK
会話 
(MAP10)



闘 開 始 時

リュナン
「では市長
 どうしてもだめだと言われるのですか?」
市長
「何度も申しておりますように
 このセネー市は中立を条件に
 帝国より自治を許されておるのです」
「軍隊の立ち入りは
 絶対に許可できませんな」
オイゲン
「しかし市長
 北には帝国の大軍が
 集結中というではないか」
「おぬしらは
 自由都市の一員でありながら
 我らを見殺しにするつもりか?」
市長
「この戦争は
 我ら一般市民はあずかり知らぬこと
 巻き込まれるのは迷惑ですな」
「それでもなお、街へ立ち入るとなれば
 我々は自衛の為に戦わねばなりません」
オイゲン
「くっ……
 なんと身勝手な……」
リュナン
「もういい、オイゲン」
「市長
 あなたの言いたいことはわかった
 もう少し考えてみよう……」

おばさん
「へぇー、女の騎士とは珍しいね
 アンタ、帝国の兵隊さんかい」
シャロン
「違うわ、街に雇われたのよ
 傭兵としてね」
おばさん
「市長もバカだねぇ
 どうせ雇うならもうちょっと
 強そうなのにすりゃいいのに
 これじゃまるで、ドブに金を
 捨てるようなもんだ……」
ビルフォード
「……おい、女将
 大した目利きのようだが
 俺はどうだい?
 ちっとは強そうにみえるかい?」
おばさん
「アンタはいいねぇ
 歴戦の勇者って感じだね
 そこのお嬢ちゃんとは違ってね」
ビルフォード
「ところがな
 そこのお嬢ちゃんには
 この俺も歯がたたねぇんだよ!
 ババァ!
 人をなめるのもほどほどにしろ!」
おばさん
「ひ、ひぇ〜」
シャロン
「ビルフォード、もうやめて
 こんなところでみっともないわ」
ビルフォード
「はっ、シャロン様
 申し訳ありません!」
シャロン
「でも、私たちも落ちたものね……
 祖国を取り戻すつもりが
 こんなところで傭兵をしてるだなんて……」
ビルフォード
「ですから、シャロンお嬢様は
 宿でお待ちくださいと申し上げたのです
 食べる程度のことならば
 この私がどうとでもいたします!」
シャロン
「違うわ、ビルフォード
 そんなつもりで言ったのではないの
 いつになったら国に帰れるのかと
 少し焦っているだけよ」
「別に傭兵をするのが嫌なわけじゃないから
 心配しないで」
ビルフォード
「お嬢様のお心のままに……
 私はただ従うのみです」
シャロン
「あ、そろそろ交代の時間ね
 街の警備に出ましょうか
 報酬分は働かないとね……」
ビルフォード
「はっ……」
おやじ
「……
 なんだ、あいつら
 見かけねぇ奴らだが……」
おばさん
「フン……
 たぶん国を失って路頭に迷っている
 やつらだろ
 威張っていられるのも今のうちさ」
おやじ
「ふむ、あの娘も悪くはなかったが
 わしらの手には余りそうだな
 もう少し大人しい娘がいいだろう」
おばさん
「無理やりさらってオークスの歓楽街で
 踊り子にしようってんだろ
 アンタもワルだねぇ……」
おやじ
「ふっふっふ……
 人のことが言えるのか?」
「では、わしは隠れておるから
 大人しそうな娘が来たら合図しろ
 いいな、女将」
おばさん
「あいよ、任せときな」

ミンツ
「エルンスト将軍
 久しぶりだな」
エルンスト
「ミンツ、元気そうで安心したぞ
 釈放されたと聞いて
 お前を部下にもらいうけたが
 迷惑だったか?」
ミンツ
「いや、将軍の配慮には感謝している
 ゾーアの流刑地に行くくらいなら
 将軍の下で働いた方がましだからな」
エルンスト
「ふっ……
 相変わらず口の減らぬヤツだ」
「まあ、いい
 この最前線なら
 ガーゼルの神官どもも手は出せまい」
「我が15兵団は
 この草原地帯を守っているが
 敵が近づかない限り
 戦うつもりはない
 お前もゆっくりと養生することだ」
ミンツ
「セネー砦の司令官
 パブロフとか言ったな……
 あいつが危なくなれば
 どうするつもりだ」
エルンスト
「無論、助けに行くつもりなどない
 それどころか
 わし自身の手で殺したいくらいだ!」
ミンツ
「ははは……
 それを聞いて安心したぜ」
「もう一つ聞いておくが
 俺が逃亡したらどうする?」
エルンスト
「ミンツ、お前には妻子はおるまい
 何をためらうことがある?」
ミンツ
「それでは将軍に迷惑がかかるだろう」
エルンスト
「わしは何も知らぬ
 騎士一人が逃亡したところで
 まさか処刑はされまいよ」
ミンツ
「ふん、あんたらしいや」
「まあ
 結局は逃げることになると思うぜ
 あの娘を助け出すためには
 兵士の2、3人は殺らねばならん
 どのみち反逆者になるのは
 間違いないからな……」




3 タ ー ン 開 始 時

ミンツ
「ふーむ……
 やはりあの娘のことが気がかりだ
 一度砦に戻ってみるか……」




点 制 圧 後




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