TALK
会話 
(MAP08)



闘 開 始 時

シゲン
「ホームズ
 イスラ島を奪ったのはいいが
 奴はこのまま大人しくしてるかな」
ホームズ
「奴ってのは
 「覚えてやがれ!」とか言って
 逃げてったイスラ海賊のボスのことか?
 俺は顔も思い出せないが
 どんな奴だった?」
シゲン
「ブサイクな
 大男だったような気がするが……
 いや、マヌケな小男だったかな……」
ホームズ
「ふんっ……
 そんなヤツのことは
 どうでもいいんだよ!」
「それよりゼノたちはどうした?
 まだ戻ってこないのか!
 くそっ……
 まったく世話のかかる奴らだぜ!!」

カトリ
「ここはどこなの……
 たすけて……ゼノ……」

ユニ
「ねえ、ゼノ
 カトリ、どうしちゃったのかな……」
ゼノ
「ホームズに叱られて
 ショックだったんだろ
 どこかで泣いているかもな……」
ユニ
「ホームズって
 どうしてあんなに口が悪いのかな」
ゼノ
「ホームズはさ……」
ユニ
「えっ?……
 なに?」
ゼノ
「いや、いいんだ
 何でもない……」

オイゲン
「リュナン様
 わざわざホームズなどに
 会いに行かなくともよろしいでしょうに」
リュナン
「いや、僕が会いたいんだ
 彼とはしばらく会えなかったから……」




タ ー ン 開 始 時

ホームズ
「おい、シゲン!!」
シゲン
「どうした、ホームズ?
 顔が青いぜ……」
ホームズ
「カトリの腕輪な……
 ようやく思い出した……」
シゲン
「お前が気にしていた
 あの腕輪のことか?」
ホームズ
「サリアの火の神殿に
 行ったときのことを覚えているか」
シゲン
「サリアの火の神殿?
 聖竜ネウロンが眠るとか言う
 古代神殿のことか?」
ホームズ
「そうだ……」
シゲン
「ああ
 ひどい目にあったことは覚えているぜ」
「訳のわからん魔物たちには襲われるし
 捜し求めていた
 お宝には巡りあえないしよ」
「収穫は結局
 あのゾンビの杖だけだったよな
 ホームズの言うこともあてにならねぇと
 ぼやいていたっけ」
ホームズ
「確かにお宝はなかったが
 その宝物庫には
 古代の壁画が描かれていた」
シゲン
「壁画?
 そんなもんに興味はないぜ
 持って帰るわけにもいかんだろ」
ホームズ
「まあ聞けよ
 壁画には、女神ユトナが
 その娘サリアに与えたと言う
 腕輪が描かれていた」
シゲン
「うん?
 ……!」
「……おい……
 まさか……」
ホームズ
「そうなんだ
 カトリの腕輪はリングオブサリア
 サリア王家に伝わる紋章の腕輪だ」
シゲン
「……じゃあ、あの子は
 滅亡したサリア王家の
 末裔だということか?」
ホームズ
「ああ……
 だがそんなことより
 問題はだな……」

カトリ
「ああっ……
 もうだめ……
 ……ユトナ神よ……
 どうか私に力をお与えください……」
カトリがネウロンに変身

シゲン
「な、何なんだ、今の揺れは……
 おいホームズ、様子を見に行こうぜ!」
ホームズ
「待てよシゲン、今はまずい
 もう少し様子を見てからにしよう」
シゲン
「だがカトリはどうするんだ?」
ホームズ
「いや……
 俺の予想が正しければ
 問題なのは……
 ゼノたちの方だ……」




タ ー ン 開 始 時

変身が解除
カトリ
「ハッ……
 な、なに!?……
 何が起こったの……」




5 タ ー ン 開 始 時

メルヘン
「よーし、ついたぜ……
 野郎ども、上陸の準備だッ!」
部下
「へいっ、おかしら!!」
メルヘン
「あの若造ども、タダじゃおかねえ……
 この泣く子も黙るイスラ海賊
 メルヘン様をナメやがって……
 俺様のシマをかき回しやがったこと
 たっぷりと後悔させてやるぜッ!!」




8 タ ー ン 開 始 時

メルヘン
「やい、てめえら
 ぬかるんじゃねぇぜ
 奴らをギャフンと言わせてやれ!」
部下
「おかしらはどうするんで?」
メルヘン
「俺はこの女を連れてアジトへ戻る
 後はテメエらで何とかしやがれ」
部下
「ええーっ
 そんな……」
メルヘン
「よお、レネとか言ったな
 お前も運の悪い女だぜ
 たまたま乗った船が海賊に
 襲われるとはよ」
レネ
「……」
メルヘン
「へっへっへ……
 さあ、俺たちのアジトへ招待してやるぜ」




点 制 圧 後

リュナン
「ホームズ……」
ホームズ
「よお、リュナンか
 大変なときに来てしまったな
 驚いたろう……」
リュナン
「一体どういうことなんだ
 さっきの巨大なドラゴンは
 伝説の火竜ネウロンだろう
 どうしてこの島にネウロンが?」
ホームズ
「まあ待ってくれ
 お前よりもっと驚いている奴がいる」
「カトリ……大丈夫か」
カトリ
「ええ……」
ホームズ
「お前は自分が何をしたのか
 わかっているのか?」
カトリ
「私……怖かった……
 ゾンビたちに襲われて逃げ惑ううちに
 毒の沼に迷い込んだの
 苦しくてもう死んでしまうと思った
 意識が薄れかけたとき
 私は大きな赤い竜に生まれ変わったの
 私は夢中で
 襲いかかるゾンビを焼き払った」
「でもホームズ、あれは夢なのでしょう?
 助かりたい一心で見た幻なのでしょう?
 ねえホームズ
 お願いだからそうだと言って!」
ホームズ
「もうお前にもわかっているんだろ
 あれは夢じゃないって」
カトリ
「でも……でもどうしてなの
 どうして私が竜になっちゃうの」
ホームズ
「それはな、お前の身体の中に
 女神ユトナの血が流れているからだ
 カトリ、お前は今いくつだ」
カトリ
「今日で……15歳に……」
ホームズ
「だろうな……聖典には
 聖竜の巫女は15歳たるべしとある
 聖竜の巫女としての力は15歳から
 2,3年の間しか現れないそうだ」
カトリ
「聖竜の巫女?……」
ホームズ
「伝説では
 竜に生まれ変わることができる
 少女のことをそう呼ぶらしいな」
カトリ
「そんな……
 私は竜になんてなりたくない!」
ホームズ
「ならその腕輪を外せ
 そうすればお前は
 普通の娘として暮らせるはずだ」
エンテ
「いえ、その腕輪を外してはいけません!」
「その腕輪はあなたを守るものなの
 もし腕輪が邪悪な者の手に渡れば
 あなたはその者に操られて
 殺戮を繰り返す
 ただの野獣となってしまいます」
「あなたがあなたでいたければ
 その腕輪……リングオブサリアは
 決して手放してはなりません!」
リュナン
「エンテ?……
 そうして君が、そんなことを……」
エンテ
「ごめんなさい、リュナン様
 いつか必ずお話しします
 でも今はまだ……
 もう少しだけ……時間を下さい……」
ホームズ
「ふーん……
 そういうことか……」
「おいカトリ
 いつまでも泣いているんじゃねぇ
 今、聞いたろ」
「つまりだな
 お前自身がしっかりしてりゃ
 竜には変身しないってことだ
 しかしその腕輪は大事にしろよ
 ぜったい肌身から離すなよ」
カトリ
「でもホームズ……
 私、怖い……」
ホームズ
「心配するな
 わずか2,3年辛抱すりゃいいんだよ」
カトリ
「でも……」
ホームズ
「だから……心配するなって
 それまでは俺がお前を守ってやる
 必ず守ってやる!
 いいなカトリ、俺を信じろ!!」
カトリ
「ホームズ……」
オイゲン
「コホン……あー、リュナン様
 いろいろとありましょうが
 我らは先を急がねばなりませぬ」
リュナン
「そうだなオイゲン」
「ホームズはまだ、この島に留まるのか?」
ホームズ
「いや、ぼちぼち飽きたからな……
 皆で旅に出ようと言ってたところだ
 準備ができしだい
 俺たちも大陸に渡ろうと思っている」
リュナン
「前に言っていた遺跡発掘の旅か?」
ホームズ
「ああ、世界を巡って冒険をする
 財宝や古代のアイテムや失われた伝説
 それらを手にすることが俺の夢だ」
「だがお前のことは忘れはしない
 戦いに役立つような品物があれば
 可能な限り届けてやろう」
リュナン
「ありがとうホームズ
 君には世話になってばかりだな」
ホームズ
「俺はな、お前のような男が
 王になるべきだと思っている」
「リュナン、忘れるな
 俺の力が欲しいときは
 いつでも言ってくれ」
「俺たちはいつも
 助け合っていることを忘れるなよ」

シゲン
「ジュリア、ここにいたのか……」
ジュリア
「シゲン兄さん……」
シゲン
「しかし、お前まで
 島を出ていたとは知らなかったな
 おやじがよく承知したものだ」
ジュリア
「反対はされたわよ
 兄さんたちがグラナダ防衛の手助けに
 出陣したときだって私は島に残された」
「だけどもう子供じゃないんだし
 私もイルの剣士として腕を試したかったの」
シゲン
「で、リュナン公子の傭兵か
 まさか俺たちの後を
 追ってきたのじゃあるまいな」
ジュリア
「ち、違うわよ!
 公子と会ったのは偶然よ
 私を罠にはめた奴がラゼリアにいるから
 そいつに借りを返したくて
 公子軍に合流しただけよ!」
シゲン
「じゃ、どうしてこんなところにいるんだ?」
ジュリア
「そ、そんなこと……
 私に聞かないでよ!」

ガロ
「公子、すまねぇが
 俺は若についてゆくぜ
 長い間世話になったな……」



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