ロジャー |
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「ラフィンか……
久しぶりだな」
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ラフィン |
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「王宮での模擬試合以来だ
貴様ほどの男がいまだに
コッダの犬とは哀れだな」 |
ロジャー |
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「くっ……俺を侮辱するのか」 |
ラフィン |
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「言い過ぎたのなら謝る
だがロジャー
貴様はウエルトが誇る聖騎士だ」
「大陸ではゾーア帝国の支配が強まり
暗黒時代が復活しようとしている
俺たちはユトナの騎士として
邪神帝国と戦わねばならないのに
こんな下らない戦いで
命を捨ててもいいのか
これではどちらが勝っても犬死だろう」 |
ロジャー |
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「俺も邪神帝国と戦いたい……
騎士として生まれたからには
正義の為に戦いたいと願うのは当然だ」
「だがラフィン
俺は宰相の悪事に手を貸してきた
俺は自分が許せない……
もう引き返すことはできないんだ……」 |
ラフィン |
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「そうか……
残念だがやむをえまい
来い、ロジャー
俺が相手になってやる!」 |