TALK
会話 
(MAP04)



闘 開 始 時

リュナン
「……オイゲン、西の空から何か来る!」
オイゲン
「ふむ……あれはペガサス……
 リーベリアでは
 サリアの清浄なる森にのみ
 生息するという天馬ですぞ」
マーロン
「うむ、間違いない
 あれは、ペガサスナイト……
 しかしペガサスを操れる者など
 ウエルト軍にはいないはず……」
エンテ
「……あれは……マーテル!?」
リュナン
「知っているのか、エンテ?」
エンテ
「はい……」
マーテル
「……エンテ様!
 よかった、ご無事でしたか」
オイゲン
「失礼だが、どなたですかな?」
マーテル
「申し遅れました
 私はサリアの騎士マーテル
 エーゼン老師の命により
 エンテ様をお迎えに参りました」
オイゲン
「エンテ殿は我らが神殿まで
 お届けするつもりでおりましたが
 天馬騎士のお迎えがあるとは驚きましたな」
「で、あなたの天馬にエンテ殿も乗せて
 一緒に戻られると?」
マーテル
「ええ、私たち二人くらいなら
 アイビスも我慢してくれます」
オイゲン
「ふうむ……」
マーテル
「?……」
オイゲン
「……ちと無理ではありませぬか?
 あなた一人でも大変でしょうに……」
マーテル
「えっ?……」
エンテ
「……マーテル、私なら大丈夫です
 一人で戻れますから」
マーテル
「でもエンテ様……」
オイゲン
「我々もエーゼン老師にはぜひ
 お目にかかりたいと思っております
 マーテル殿、一緒に行きましょう
 我々に遠慮はいりませぬぞ」
マーテル
「はい……
 ではお言葉に甘えて……」
オイゲン
「それはよいご判断
 となれば、まずはこのグラムの森を
 突破せねばなりませぬな
 天馬騎士は貴重な戦力ゆえ
 我々としてもありがたい」
リュナン
「オイゲン、彼女はなにも……」
オイゲン
「公子、今は一兵でも欲しいとき
 マーテル殿も嫌だとは申されますまい」
マーテル
「はい……
 私でお役に立てるのなら……」
リュナン
「すまない、マーテル
 オイゲンは強引だから……」
マーテル
「いえ、いいのです
 私の使命はエンテ様を見守ること
 シスターがあなた方と共にある限り
 喜んで協力いたします」
「エンテ様もよろしいですね?」
エンテ
「ええ、マーテル
 どうかリュナン様のお力に……」
マーテル
「リュナン様?……
 ま、まさか……この方が?……」
エンテ
「……」

メル
「ロジャー、考え直して!
 話し合えばわかることなのに
 どうして戦わなければならないの!」
ロジャー
「マーロン伯は他国の軍隊と手を組み
 ウエルト王国に反乱を企てた
 私は主君の命に従い
 彼らを討たなければならない……」
メル
「反乱を起こそうとしているのは
 コッダ宰相でしょう!
 そんなことくらい、あなただって
 わかっているはずなのに……」
ロジャー
「……」
メル
「ロジャー!」




タ ー ン 開 始 時

サーシャ
「オイゲン将軍
 グラム北の村に行きたいの」
オイゲン
「北の村……
 ラケルとかいう猟師の村ですか?」
サーシャ
「ええ、ヴェルジェ砦で知り合った
 弓戦士のルカに聞いたの
 彼のお姉さんは
 有名な弓使いなんですって」
オイゲン
「その件なら私も聞いておりますが
 会っても無駄ですぞ
 何度も部下をやって
 解放軍への参加を求めましたが
 彼女は断りつづけています」
サーシャ
「どうしてなの?」
オイゲン
「戦争は嫌だそうです
 人を傷つけることはどうしても
 できないとか申しておるそうです……」
サーシャ
「ふーん……私も
 一度話がしてみたいな……」

ヴェガ
「……獲物のにおいがする……
 ようやく見つけたか……」




5 タ ー ン 開 始 時

ロジャー
「兵士たちの消耗が激しい……
 やはり私が出るしかないのか……」
メル
「……」
ロジャー
「メル、すまない
 今から全軍を率いて出撃する
 だが、必ず戻ってくる
 だから君は……」
メル
「もういい……もう止めないわ
 でも、あなたが行くなら私も行く
 あなたの背中は私が守ります!」




点 制 圧 後

ロジャー
「……なに、砦を制圧された!?
 くっ……
 ここはひとまず撤退せよ!」

オイゲン
「ここがコッダ宰相の城ですか……
 もっと厳しい戦いを覚悟していましたが
 意外にもろかったですな」
マーロン
「ふむ……
 確かに兵力が少なすぎる
 おそらく、ウエルト王宮へ
 移動させたのでしょう」
リュナン
「王宮に?……
 しかし王宮にも守備兵はいるでしょう
 いったい何のために……」
マーロン
「王宮を守っているのは
 ウエルト王家の兵士です
 形の上では宰相の配下ですが
 彼の私兵ではありません」
オイゲン
「己の野心が知れた場合
 ウエルト兵では信用できぬと
 いうわけですか」
マーロン
「さよう、コッダが信用できるのは
 直属の部下であるグラムの将兵だけ
 中でもロジャー、ドメス、ベロムの
 三人は特に重用されておるようです」
リュナン
「他の諸侯の動きはどうなのです?」
マーロン
「コッダは我らを反乱軍と呼び
 討伐に参加するよう求めていますが
 諸侯らは無視しているようです
 サーシャ王女を盟主とする我らが
 反乱軍のはずはありませぬからな」
リュナン
「では、情勢は我らに有利なのですね」
マーロン
「兵力においてはまだ
 宰相側が勝っていますが
 彼のまずい采配によって
 情勢は有利になりつつあります」
「しかし、我が軍の消耗も激しく
 軍の再編と休養に二、三日は必要でしょう」
「リュナン殿、ここは私に任せて
 マルス神殿に行って下されまいか
 エーゼン老師に訳を話し
 助力を求めていただきたいのです」
リュナン
「老師に我らの味方をせよと?
 しかし、それは……」
オイゲン
「いや、私も賛成ですな
 我が軍には有能な魔道士がおりませぬ
 ここはぜひとも
 老師のお力を借りるべきでしょう」
リュナン
「エンテはどう思う?」
エンテ
「魔道士の力は邪神と戦うためのもの
 老師は世俗の争いには関与されません」
オイゲン
「ははは
 そう言われてはミもフタもありませぬな
 まあ、とりあえず参りましょうぞ
 老師とはどのような方なのか
 一度はお目にかからねばなりませぬ」



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