TALK
会話 
(MAP02)



ラ ム

長老
「プラム
 その旅支度は、一体……」
プラム
「ごめんなさい……
あたし、エンテ様と一緒に行きます」
長老
「そうか……
 やはりのぉ……
 運命には逆らえぬのか……」
プラム
「えっ?……」
長老
「プラム、この手鏡を持っておいき
 プラムが旅立つ時が来たら
 渡して欲しいと、お前の母さんから
 預かっていた物だよ」
プラム
「母さんが……」
長老
「ランはこの日が来るのを
 予感していたのだろうな……」
「あの娘は、貧しい家に生まれ
 芸人の一座に売られて踊り子になった
 それはもう、辛い辛い毎日で
 何度も、死のうと思ったそうじゃ」 「そんなとき、一人の若者が現れて
 ランを一座から救い出してくれた
 ランはその若者と愛しあい
 お前を授かったのじゃ……」
プラム
「でも、その人は
 戦争で亡くなったのでしょう
 だから母さんは、父さんと再婚して
 この村に来たのだと聞きました」
長老
「……ダロスはわしの不肖の息子でな
 妻に先立たれ、幼子をわしに預けて
 ブラードの街で傭兵をしておった
 そんなときに身重だったランと知り合い
 一方的に好きになってしまったのじゃ」
プラム
「一方的に?……」
長老
「……ランはダロスに
 抱きかかえられるようにして
 この村にやってきた
 わしらは
 天女が舞い降りてきたのかと思ったよ
 それほどに、美しい娘じゃったたから……」
「ダロスはお前たちを守るために
 必死に働いた
 そして、ランが流行り病に倒れた後は
 後を追うように死んでしまった
 結局、彼女には指一本触れられぬままに……」
プラム
「あたし……
 父さんが可哀想だと思っていました
 母さんはどうして
 父さんを愛せなかったのですか?」
長老
「愛してなかったわけじゃない
 認めることが出来なかっただけじゃよ
 それほどに、お前の父親を
 愛していたのだろう……」
プラム
「えっ?……」
長老
「プラムや、この手鏡はランが
 お前の父親からもらった物
 お前にとっては、本当の父親を見つける
 唯一の手がかりだ
 その意味がわかるかの?……」
プラム
「本当の父親を見つける?……
 ま、まさか……」
長老
「わしのせがれを恨まないでおくれ……
 ランが村に留まってくれたのは
 年老いたわしらを哀れみ、幼いバーツを
 愛おしく思ってくれたからなのじゃ……」
プラム
「……おじいさん
 この話、お兄ちゃんはしらないのでしょう?
 だったら絶対に言わないで!
 お願い……絶対に……言わないで……」
長老
「わかっておるよ、プラム
 お前はランに似て、心優しい娘だ
 きっとわかってくれると思っていた……」
「ブラードに行けば、父親の手がかりも
 見つかるだろう
 さあ、もう泣くのはおよし……
 お前の幸せを祈っておるよ……」
ランの手鏡入手




ー ツ

長老
「おお、無事じゃったか、バーツ!」
バーツ
「心配かけてすまねえな、じっちゃん……」
「俺さ、このまま村を出て
 公子の軍に加わろうかと思ってるんだ」
長老
「なんじゃと!?」
バーツ
「この村は確かにいい村だぜ
 でもさ、もっと俺が自分を
 役立てられる居場所が、公子の軍には……
 いや、村の外のどこかには
 あるんじゃねえかって、思うんだ」
長老
「バーツ、おぬし……」
バーツ
「ま、どこにもなかったら
 その時は戻ってくらぁ
 だから、心配しないでくれよ」
長老
「誰が心配などするものか
 まったく、あきれた奴じゃ」
「まあよい……  この袋には金貨が入っておる
 わしからの手向けじゃ、持ってゆけ」
バーツ
「ありがとよ、じっちゃん
 この借りは忘れねえ
 俺が成功したら
 立派な墓を立ててやるからな」
長老
「ばか者、早く行け!」
金貨の袋入手




ン テ

長老
「おお、エンテ様!
 山賊どもに囚われたときは
 どうなることかと思いましたが
 ご無事でなによりですじゃ!」
エンテ
「バーツさんのおかげで
 無事戻る事が出来ました
 ご心配をおかけして申し訳ありません……」
長老
「あんなロクデナシでも
 お役に立てたのなら幸いじゃ
 しかしさぞかしお疲れになられた
 ことじゃろう
 どうぞこの癒しの果実をお持ちくだされ
 少しは身体が休まりますでな」
癒しの果実入手




ュ リ ア

長老
「おお、これはジュリアさん
 エンテ様は無事、救われたようですじゃ
 村の者一同を代表して
 お礼を申し上げますぞ」



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