TALK
会話 
(MAP02)



リ ュ ナ ン & ジ ュ リ ア

リュナン
「君は傭兵か?
 村に雇われたのか」
ジュリア
「確かに傭兵だけど
 貧しい人からお金はもらわない
 世話になったから、お手伝いをしてるだけ」
リュナン
「そうか……
 君のおかげで村も助かったようだな
 僕からも礼を言う」
ジュリア
「あなたはヴェルジェの騎士なの
 今ごろやってくるなんて、のんきなものね」
リュナン
「……」
ジュリア
「村の人たちを守るのは
 あなたたちの仕事でしょう」
「税だけを取っておいて
 こんなときに役に立たないなら
 騎士なんていないほうがましだわ!」
リュナン
「すまない、確かに君の言うとおりだ
 村の人たちには迷惑をかけてしまった」
ジュリア
「ふーん……
 あなたって以外にいい人みたいね」
「貴族なんてみんな
 傲慢なヤツばかりだと思っていたけど
 あなたは違うみたい
 かなり高い身分みたいだけど何者?」
リュナン
「僕はラゼリア公国のリュナンだ」
ジュリア
「えっ!?……じゃ
 グラナダで帝国と戦い続けたという
 リュナン公子ってあなたのことなの?
 ふーん……まだ生きていたのね……」
リュナン
「ああ、おかげさまでね」
ジュリア
「あらっ、怒ったの?
 公子様に失礼だったかしら
 ごめんなさい」
リュナン
「いいさ
 君は相当な腕のようだけど
 戦いは慣れているのか?」
ジュリア
「傭兵になってまだ半年にもならないわ
 実戦は今日で3回目
 でもね、剣は少し自信があるの」
「小さいときから父親に
 みっちりと鍛えられたから
 私の父はね……って、こんな話を
 している場合じゃないわね」
「そうね、リュナン公子なら不足はないわ
 あなたに雇われてあげる」
リュナン
「それは助かるけど、どうして?」
ジュリア
「ラゼリアに戻るのでしょう
 私もラゼリアに用があるの
 でも今はそれ以上言いたくないわ」
リュナン
「わかった
 じゃあ傭兵として働いてくれ」
ジュリア
「ええ
 食べさせてもらえるのなら
 報酬はいらないわ
 よろしくね、リュナン様」



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