プラム |
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「エンテ様!
よかった! ご無事だったのですね」 |
エンテ |
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「ごめんなさい
プラムにもバーツにも
心配をかけてしまいました」 |
プラム |
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「いえ……あたし、今度のことで
つくづく自分が嫌になりました」 |
エンテ |
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「え?……どうして?」 |
プラム |
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「あたし
エンテ様とは一つしか違わないのに
何の役にも立てない
ただの子供なんだなって」 |
エンテ |
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「そんなことはないわ」
「村の人たちを救いたい
治癒の術を教えてほしいって
プラムは一生懸命努力したでしょう」
「今ではもう
癒しの杖も使えるようになったし
村の人たちも喜んでくださっているわ」 |
プラム |
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「あたし、もっと勉強して
エンテ様のような強い心と力を持つ
シスターになりたいの」
「お願いです、エンテ様
あたしをマルス神殿にお連れ下さい」 |
エンテ |
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「でも……」 |
プラム |
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「旅立ちは男だけのものじゃないでしょう
あたしだって羽ばたきたい」
「一人ぼっちはいや! 待つのもいや!
あたしも大きな世界に飛び出したいの!
こんな辺境の小さな村で
一生過ごすなんていやです!!」 |
エンテ |
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「プラム……わかりました
それほどの決心なら、一緒に行きましょう」
「でも覚えておいて
故郷に帰りたくても
帰れない人が大勢いるわ」
「プラムも、いつかきっと
このトーラス村の大きさに
気付くときが来るでしょう
いつか、きっと……」 |
プラムが仲間に
以降、以下のように支援が変化
エンテ→プラム |
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